適性検査ASK事例49【事 例】

1年ほど、順調に勤務していました。異動により、上司が変わった途端、「仕事を教えてくれない」と不満を訴えるようになりました。その後、派遣先を 変わりたいという要求があったため、これまでの真面目な勤務態度から、次の派遣先企業を探し、派遣先訪問することに。ところが新しい派遣先訪問の直前に なって「具合が悪くなった、新しい職場では休みも取りづらいので、やはり今の職場にいたい」と言い出し、話し合いの末、結局、次の職場に変わることになり ましたが、当社が本人の後任のスタッフを探していたことがわかると、激怒。(職場の人に自分が辞めることは、まだ知られたくなかったことが理由)
結局、非常に感情的な態度のまま次の職場にも行かず、辞めることになりました。 本人の希望に沿って対応したつもりですが残念な結果となってしまいました。(転職暦4回 30代後半 女性)

 

【適性検査ASKによる分析】

適性検査ASKの波形からは大きな注意点は見当たりません。特徴としてやや本音が出にくい面があげられますが通常時は安定就業が期待できるデータです。

さて、本人は『異動により、上司が変わった途端、不満を訴えるようになった』とあります。「派遣先を変わりたい」との希望に合わせて別の派遣先を準備した にもかかわらず、逆に反発される結果になりました。このことから、本人の本音は「派遣先を変わりたい」のではなく、おそらく「異動前の環境に戻りたい」が 本音だったのでしょう。それを不満としての形で表現していた可能性があります。

実は、本人はここの本心のところをくみ取ってほしかった。しかし、うまく伝わらず感情的になりました。派遣元としても相手の口から出たことばが本音かどう かを判断することは難しいことです。適性検査ASKのデータから、本音が出やすいか、本音を伏せて話す傾向がある人物かをある程度読み取ることができます。 SSW:自己信頼性 / 理想主義 ≧ 8 ・・・

本音をストレートに出す N:協調性 / 警戒心欠如 + S:感受性 / 神経質 ≧15・・・本音を伏せる 今回の事例は上記条件にぴったりと当てはまるものではありませんが、派遣社員の口から出たことばが必ずしも本心を示すわけではないということの認識も必要です。